中国科学技術部(省)が発表した情報によると、異なる段階・地域の大気汚染防止に基礎的な理論と技術支援を提供するため、国家重点研究開発計画「大気汚染防止」重点特別プロジェクトの試行作業が開始され、すでに実施案の作成段階に入っている。中国科学技術部はこのほど、社会から同案に関する意見を募集した。新華社が伝えた。
「大気汚染防止」重点特別プロジェクト実施案(意見募集稿)によると、中国の大気汚染源は多種多様で、原因が複雑だ。大気汚染防止は深刻な煙霧への対応から、大気中のPM2.5とオゾンの同時制御に転じる必要がある。制御技術の重点は、これまでの末端の制御から全過程の制御に転じる必要がある。
特別プロジェクトの主要任務は下記の通り。(1)重点地区の煙霧二次生成粒子の形成メカニズムと拡散の法則、煙霧・光化学スモッグの形成に影響する要素、汚染源の解析方法などの研究の強化(2)大気汚染と健康の関係に関する研究の強化(3)重点地区の大気汚染源の識別、地域の共同予防・制御技術の研究の展開。特別プロジェクトの実施期限は、今年から2020年まで。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月5日 |