2月の「10大経済ホットワード」が3月1日に発表され、「春節お年玉争奪」がトップとなった。春節（旧正月）期間中、「支付宝」（アリペイ）と「微信」（WeChat）が繰り広げたお年玉商戦は、人々の春節の過ごし方にまで変化を与え、各種のお年玉争奪ゲームの参加人数は全国で数億人にのぼった。このほかタクシーアプリ2社の合併、金箔入り蒸留酒、中央銀行の預金準備率引き下げなどもランクインした。中国経済網が伝えた。

（1）春節のお年玉争奪

今年の春節はWeChatとアリペイが空前のお年玉商戦を繰り広げた。旧暦大晦日（2月18日）、「微信」を通じたお年玉の総受信・総送信量は10億1000万件に達し、昨年の200倍に達した。中国中央テレビ（CCTV）の年越し番組「春晩」では、携帯電話を振ってお年玉を当てる「微信」と連動の抽選活動も行われ、携帯電話のシェイク数は合計72億回を数え、ピーク時には1分間 8億1000万回に達した。

専門家はこれについて、旧暦大晦日のような伝統の祝日には、家族と過ごす時間を大切にするべきで、商業的なお年玉のために携帯電話を握りしめて家族の情を疎かにすることがあってはならないと呼びかけている。