◆各国が中国人観光客の抱え込みに躍起
日本:「数次ビザ」発給要件緩和
昨年、円安が一層進んだほか、ビザ発給要件緩和措置、外国人観光客を対象にした消費税免税制度導入などが功を奏し、日本を訪問する観光客が増加していることを背景に、中国人個人観光客に対する「数次ビザ」発給要件の緩和を1月19日から実施した。「相当の高所得を有する者とその家族」に対しては、1回目の訪日の際における特定の訪問地要件を設けない数次ビザ(有効期間5年)の発給を開始した。>>
訪日中国人観光客の数が200万人の大台に乗る新たな段階に入ると、伝統的な大衆路線商品にも急速な変化が生まれ、観光旅行のテーマ化・個性化時代が到来した。日本へ旅行に行く中国人の年齢層の多様化を受け、旅行社は異なるテーマに基づいたコースを売り出している。>>
中国人にとって2015年は、日本へ旅行し、ショッピングする絶好の年となる。中国において日本は、春節(旧正月、今年は2月19日)に合わせた大型連休中の人気海外旅行先トップ3に入っている。
マレーシア: ビザ申請に必要な手数料を免除
マレーシアは最近、春節に合わせて、中国人観光客を対象にビザ申請に必要な手数料を免除すると発表した。
同国観光省長官は「同対策は、中国人観光客を呼び込むためで、そのほかの市場開拓のためではない」との見方を示している。
|