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上海で日本文化講座開催 浮世絵に新しい理解を

菱川師宣の「見返り美人図」

30日夜、在上海日本国総領事館で日本美術研究専門家の金靖之氏は特別講師として、日本文化講座を行った。日本の江戸時代の浮世絵の魅力を参加者に紹介することが目的である。

浮世絵は、江戸時代に成立した絵画のジャンルである。一般的には錦絵を指すことが多い。「浮世」という言葉には「現代風」という意味もあり、当代の風俗を描く風俗画である。今の「インターネット」のように、日常生活で伝播道具として、流行っていた。浮世絵は、富裕でない庶民でも手に入れることのできる身近な絵画で、庶民の生活を描く絵だ。

このたび、菱川師宣の「見返り美人図」、鈴木春信の「雪中の合傘」、喜多川歌麿等の作品などを紹介した。鈴木春信は錦絵創始期の第一人者で、それまでの素朴な技法が一変して、洗練された鮮やかな色彩の多色摺木版画——錦絵が誕生、以降の浮世絵界の盛行を促した。

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