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華人歴史作家・陳舜臣さんが死去 「阿片戦争」など
 
 
 

「中国の歴史」や「小説十八史略」、「阿片(アヘン)戦争」など中国を舞台にした歴史小説で知られる作家の陳舜臣(ちん・しゅんしん)さんが21日午前5時46分、老衰のため神戸市内の病院で死去した。90歳だった。 京華時報が報じた。

1924年2月18日に神戸市で生まれた陳さんの本籍は台湾台北。推理小説や中国歴史小説など、多くの作品を残し、日本人が中国の歴史について知るかけ橋となってきた。陳さんの訃報を、神戸新聞など多くの日本のメディアが報じた。

陳さんは、1961年「枯草の根」で江戸川乱歩賞、69年「青玉獅子 香炉」で直木賞、70年「玉嶺よふたたび」、「孔雀の道」で日本推理作家協会賞と、推理小説界の三冠を受賞した。著名な作家で評論家の司馬遼太郎氏は以前、「日本人に中国の歴史を本当に理解させることができるのは、陳さんだけ」と評価していた。

中国の広西師範大学出版社は、陳さんの「日本人と中国人」(71年)「西域余聞」(79年)、「中国五千年(中国語名:中国歴史風雲録)」(83年)、「茶事遍路」(88年)、「儒教三千年」(92年)などの作品を出版している。(編集KN)

「人民網日本語版」

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