中日高級事務レベル海洋協議の第3回全体会議およびワーキンググループ会議が22日に日本の横浜市で開催された。中国側は易先良・外交部(外務省)国境海洋事務局副局長(中国側首席代表)、日本側は下川真樹・外務省アジア太平洋局審議官(日本側首席代表)らが出席した。
双方は全体会議および「政策および海洋法」「海上防衛」「海上法執行および海上安全」「海洋経済」の各ワーキンググループ会議を行い、中日関係、東中国海問題、海洋協力について踏み込んで意見交換し、以下について一致した。
(1)双方は、今月12日に開催した中日防衛当局間海上連絡メカニズム第4回共同作業グループ会議での進展を積極的に評価するとともに、防衛当局間海空連絡メカニズムの早期運用を目指し、これについて協議することで一致した。
(2)双方は、中国公安部(公安省)辺防管理局と日本海上保安庁の間で、密輸・密航などの海上犯罪の取締りについて協力を継続することで一致した。
(3)双方は、中国海警局と日本海上保安庁の間で、双方の本庁間における対話の窓口を設け、さらなる協力のあり方についてできるだけ早く議論することで一致した。
(4)双方は、中日高級事務レベル海洋協議の枠組みの下で、海洋政策および海洋法についての対話を強化することで一致した。
(5)双方は、関連する国際法に基づき、捜索救助、科学技術および環境などの分野で海洋協力を強化することで一致した。双方は、中日海上捜索・救助協定を早期に締結することについて意見を交換した。
(6)双方は、今年後半に中国で第4回中日高級事務レベル海洋協議を開催し、詳細については外交ルートを通じて協議の上決定することで原則一致した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年1月23日 |