自動車メーカーは近頃、2014年の販売台数を相次いで発表しており、悲喜こもごもの様相を呈している。トップ3は依然として上海VW(フォルクスワーゲン)、一汽VW、上海GM(ゼネラル・モーターズ)によって占められたが、順位に変動が生じた。全体的に見ると、日本メーカーの販売台数はいずれも目標未達で、一部ブランドには販売減の状況も見られた。中国経済網が伝えた。
◆一汽トヨタ、下方修正も目標未達
全国の自動車販売台数の増加率が低下し、過去長期に渡り10−20万元クラスの自動車市場を占めてきた日本メーカーが苦しめられた。一汽トヨタが11位に順位を落とし、トップ10から脱落したことが特に目立っている。
一汽トヨタは2014年9月に、通年の販売目標を4万台引き下げ62万台とした。2014年が過ぎると、58万6100台という速報値が発表された。調整後の目標であっても、達成率はわずか94.5%だ。
一汽トヨタと同じく苦しんだのは、広汽トヨタだ。広汽トヨタも昨年11月に、年初に設定した40万台の目標を38万台に引き下げたが、最終的には35万4400台で達成率93.3%となった。
当然ながら、予定の目標を達成できなかったからといって、過去1年が失敗だったと決めつけることはできない。トヨタの中国販売台数は2014年に100万台を突破し、103万台に達した。目標未達でも、前年比12.5%の増加率は、市場全体を上回っている。
◆東風ホンダ、販売減で順位を落とす
広汽ホンダと東風ホンダは昨年の年初、販売目標をそれぞれ50万台・36万台と設定していた。ホンダは年初、2014年の中国販売台数の目標を90万台と設定したが、その後業績が振るわず80万台に下方修正した。
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