中国銀行業監督管理委員会(銀監会)はこのほど、商業銀行の委託貸付業務の運営を規範化するために、「商業銀行委託貸付管理規定(意見募集稿)」を起草し、委託された資金、債券発行で調達した資金、調達した他者の資金などを委託貸付に用いることを禁じた。
同規定では、委託貸付業務は商業銀行の委託代理業務であり、商業銀行は相応の職責を履行し、手続き代行の費用を徴収するが、信用リスクは引き受けないことを明確にし、商業銀行が国が規定する特殊な用途のための各種特定基金、銀行が委託された資金、債券発行で調達した資金、調達した他者の資金などを受け入れて委託貸付に用いることを厳格に禁止すると強調する。
また同規定は、商業銀行は委託貸付業務と自ら運営する業務のリスクを厳格に切り離さなければならないとし、委託貸付資金の用途を規定し、国が法律で明らかに禁じる製品・プロジェクトの生産、経営、投資、債券に当ててはならないとするほか、先物取引、金融派生商品(デリバティブ)、資産運用商品、株主資本などの投資、登録資本金、登録検査費用、増資・シェア拡大に当ててはならないとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年1月18日 |