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南極科学観測隊、新基地建設前の準備作業を完了

 

中国国家測量地理情報局が発表した情報によると、中国第31次南極科学観測隊ヴィクトリアランド新基地観測隊は10日間の取り組みを経て、新基地建設に向けた各種観測任務を完了した。中国科学報が伝えた。

南極観測隊は今回、多くの観測任務と測量任務を完了した。

(1)新基地建設エリアの地質調査。同エリアの現在の地形の分類と製図作業。

(2)ヴィクトリアランドの島(Inexpressible Island)の環境調査、沿岸海域の水質モニタリング・サンプル収集、陸地の湖沼および氷雪融解水の環境のモニタリング、動物の糞の収集、土壌のサンプル収集など。

(3)埠頭の建設準備。

(4)検潮ステーションの建設と水準原点の確定、ヴィクトリアランドの標高の基準確定。

(5)水中の地形の測量・製図。近海の候補停泊地の海底地形の測量を完了。測量の結果に基づき、観測隊が同島付近で極地観測船「雪竜号」の停泊地を選択するための詳細な海底地形データを構築する。

(6)同島の2カ所の自動気象台の修復作業。

(7)基礎的な測量・製図作業。

中国国家海洋局極地観測弁公室の計画に基づき、南極の長城基地の測量・製図科学観測作業が1月下旬に開始される。これには北斗衛星測位システムの基地局の建設などの基礎的な測量・製図作業が含まれ、2月下旬の終了を予定している。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年1月15日

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