珠海市検察院は、「佐藤被告は故意に他者に暴力を振るい、死に至らしめた。その行為は、『中華人民共和国刑法』第234条第2項の規定に触れるもので、犯罪の証拠も十分に揃っており、故意傷害罪によって刑事責任を追及すべきだ」と主張した。

佐藤被告は、検察側の指摘に対し「古根村さんは、後ずさりしようとしてテーブルの角に後頭部をぶつけたため、篠田被告に人工呼吸を行わせたが、効果が見られなかったため、電話で助けを求めた」と供述した。

矢内被告も、佐藤被告の弁論について、「古根村さんは、その場を逃れようとしたが、手足が縛られていたため、立ち上がろうとしたときにバランスを失ってテーブルの角に後頭部をぶつけた」と供述した。

佐藤被告の供述によると、被告らは、李という人物が組織した詐欺集団の仲間で、騙し取った金の取り分は、李が45％、蔡被告が25％、佐藤被告が15％、他の被告が15％だったという。

5人の日本人被告は、珠海で総額400万円の詐欺をはたらいた。事件の判決は後日言い渡される。（編集KM）

「人民網日本語版」2015年1月15日