国連中南米カリブ経済委員会のアリシア・バルセナ事務局長は、「第1回閣僚級会合の開催は、中国・中南米の協力の新たなページを捲った。双方の首脳は2014年7月、ブラジルで重要な節目となる会議の開催に成功した。習近平国家主席は五位一体型の新構造、1+3+6という協力の新枠組みを提唱し、かつ双方のインフラ整備に200億ドルを融資し、かつ中南米カリブ諸国に100億ドルの信用枠を提供し、中国・中南米カリブ協力基金を創設し50億ドルを出資することを発表した。中国の一連の措置は、中国・中南米諸国の包括的な成長と持続可能な発展の実現を目的としている。中南米諸国にとって、これには重要な意義がある。中国が貿易面で中南米とウィンウィンを実現するほか、中南米が必要とする投資をもたらすからだ」と述べた。
中国国家発展改革委員会対外経済研究所国際協力室の張建平主任は、「中国のより能動的な対外開放戦略において、中南米は常に中国の重要なパートナーだ。双方間の貿易は急速に拡大している。投資の面から見ると、中南米は中国香港地区や東南アジアに続く、中国にとって3番目の対外投資先となっている。双方の距離は遠く離れているが、関係は歩み寄りを続けている。第1回閣僚級会合の開催は、双方の協力方法がかつての二国間から多国間の枠組みによる協力に移り、貿易から投資や金融などの分野に移ることを意味している。同フォーラムは双方が対話を実施し、政策の調整を行い、産業協力を進める重要な場となる」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年1月9日 |