中国・中南米カリブ諸国共同体(CELAC)フォーラム第1回閣僚級会合が8日に北京で開幕し、世界に中国・中南米カリブ諸国の協力深化・共同発展の積極的な姿勢を示した。中国・中南米カリブ諸国の協力が新たなページを捲ったことは、発展途上国間の協力と世界の繁栄・進歩に対して、重要で深い影響を生むことになる。
中国社会科学院の李培林副院長は、「新世紀に入ってから、中国と中南米の関係が急速に発展した。これは経済・貿易のみならず、政治・文化・技術・国際事業の協力といった多くの分野で示された。しかしこれらの協力の多くは中国と中南米の国の間の二カ国関係の強化に止まっており、中国と中南米地域全体との協力関係緊密化目標の実現まではほど遠い。双方は地域レベルの協力の強化が必要であると認識している。これらを背景とし、習近平国家主席は昨年7月のブラジル訪問期間に、中南米カリブ諸国の首脳と全体会議を開き、『中国・中南米カリブ諸国共同体協力計画(2015−2019)』を制定し、中国・中南米関係の『五位一体型』の新構造(政治面の誠意ある相互信頼、経済・貿易面の協力とウィンウィン、人文面の相互学習、国際事業面の密接な協力、全体的な協力と二国間関係の相互促進)を構築することで合意した。習主席はさらにこの原則的な提案を細分化し、より実務的で実行性の高いものとした。習主席は中国・中南米経済協力の3大エンジン・6大分野を発表した。これはつまり、貿易・投資・金融協力を原動力とし、中国・中南米カリブ諸国の実務的な協力の全面的な発展を推進することだ。またエネルギー資源・インフラ整備・農業・製造業・技術革新・情報技術を協力の重点とし、中国・中南米の産業融合を推進する」と述べた。
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