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北京、2014年の大気汚染状況を発表 「重汚染」日が13日減少

北京市環境保護局は4日、2014年の大気汚染状況をまとめた報告書を発表した。2014年、北京の主要大気汚染物質のひとつである微小粒子状物質(PM2.5)の平均濃度は、前年比4%減、年度目標だった5%減にあと一歩と迫り、ほぼ目標を達成したといえる。また、2013年は58日だった重汚染の発生日数は45日に減少した。即ち、北京では昨年、平均して8日に1日、重汚染が発生したことになる。新京報が報じた。

2015年も、北京のPM2.5平均濃度は、前年比5%前後の減少を目標としている。また、北京市は今年、さらなる大気の質改善を目指して「北京市大気環境重汚染緊急時対応マニュアル」を改訂すると同時に、粉塵汚染物質排出費の徴収をスタートする計画だ。

【汚染レベル:重汚染の日数、前年比13日減少】

●2014年、PM2.5「1級優」の日数は93日、2013年(71日)比31%増

●PM2.5による「重汚染」の日数は45日、2013年(58日)比22%減

●PM2.5年平均濃度は1立方メートルあたり85.9マイクログラム、2013年(89.5マイクログラム)比4.0%減

【時期的な分布:年間で6月から9月のみ重汚染日ゼロ】

●秋から冬にかけて、暖房使用による汚染物質の排出が増え、汚染物質が拡散しづらい気象条件となることから、PM2.5濃度は比較的高かった。

●春から夏は、垂直方向の汚染物質拡散条件がかなり良くなり、大気環境容量が大きかったことから、PM2.5平均濃度は比較的低かった。

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