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日本車の中国販売が減速、実益主義の理念伝わらず

2015年を目前に控え、2014年の自動車販売台数を振り返ってみると、日本車がドイツ車と比べ劣勢に立たされていることが分かる。今年11月現在、中国事業を展開する4社の日本自動車メーカーのうち、トヨタの販売台数が横ばいだったほか、残り3社は減少に陥った。北京商報が伝えた。

通年の目標達成率を見ると、最も好調な日産でも86.6%のみとなっている。つまり日産は12月に前年同月比19%増・16万台の販売を実現しなければ、127万台という通年の販売計画を達成できないことになる。

ネット上では、「日本車以外にどの車を選ぶか」といったスレッドがよく立てられる。日本車には、どのような問題が生じたのだろうか?中国市場は現在、誰もが若々しくスポーティーな風格を求める時代に入っている。ターボチャージャー、デュアルクラッチトランスミッション、インディペンデント・サスペンションを持つか否かは、多くの人が選択の際に重視する要素になっている。当然ながらこれは、ドイツ車の近年の宣伝攻勢によるところが多い。

日本車は自然吸気エンジン、AT・CVTを固持している。多くの車種はトーションビーム式サスペンションを搭載しており、時代に合わない感覚を与える。このようなデザインは、日本車が時代遅れに見える設備に固執しているためではなく、自動車製造の面で異なる理念を持っているためだ。日本車にとって、ターボチャージャー技術は問題ではない。日本車の多く(日産のGTRなど)は1980年代にターボチャージャーを搭載した。技術を最重視するドイツ車と比べ、日本車は自然吸気エンジンの潜在力を引き出そうとする。なぜならターボチャージャーを搭載したエンジンよりも生産・使用コストが低く、動力と燃費を兼ね備えることができるからだ。

生産・使用コストは自動車メーカーが利益を得るための武器であり、消費者が使用中に最も関心を寄せる問題だ。スペックが人目を引くドイツ車は確かに切れの良い加速、安定したシャーシを持つが、渋滞が深刻化する中国の実情を考えると、思う存分走りを楽しめる道はどれほどあるだろうか?多くのオーナーにとっては、燃費性能とスムーズな乗り心地が最も重要な要素だ。日本車がターボチャージャーを押さないのは技術不足ではなく、それぞれの特長が異なるということに過ぎないのだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年12月24日

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