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李克強総理、第13回上海協力機構加盟国首脳会議に出席

――安全、経済、人的・文化の3分野における協力強化を提起

国務院の李克強総理は現地時間15日午後、カザフスタンのアスタナで開かれた第13回上海協力機構(SCO)加盟国首脳会議に出席、SCOの実務協力をめぐり、各国の首脳と意見を交換した。人民日報が伝えた。

李総理は同会議で、以下のように述べた。

今年9月にタジキスタンの首都ドゥシャンベで行われたSCO加盟国首脳会議で、習近平主席およびその他のSCO加盟国指導者は、SCOの実務協力の推進に関して多くの重要な措置を提起した。現在の国際情勢は複雑で、各エコノミーが異なる動きを見せ、一部の地域では不安定な情勢が深刻化している。チャンスをつかみ、試練に対応するために、我々は安全、経済、人的・文化の3大分野での協力を強める必要がある。

(1)地域安全・安定のバリアをしっかりと築く。中国は地域の平和、安定、発展を確固として守り、平和的発展の道を断固として進む。各国と団結・協力し、世界の繁栄と安定を促進していく。

(2)地域協力の新たな注目点を作り出す。SCO加盟国は今、発展の重要な時期にあり、各方面の協力は、自然資源や一次産品の貿易から、装備製造業・産業パークなどの深いレベルの協力へと拡大しつつある。中国はインフラ建設の経験が豊富で、装備製造業で強みを持ち、製品のコストパフォーマンスが高い。すでにカザフスタンとは生産能力面の協力で共通認識に達しており、SCOの各方面とも同様の協力を進め、互恵・ウィンウィンと地域の共同発展を促進していく。中国は、各方面と共に貿易と投資の利便化を促進し、協議の上シルクロード経済ベルトの建設を推進し、加盟国との多角的経済貿易協力綱要を着実に実施し、貿易と投資の障壁を減らし、市場参入を拡大し、通関の効率を高め、商品・技術・情報・人の往来をよりスムーズにしていく。「シルクロード基金」の役割をより良く発揮し、SCO開発銀行の建設を着実に進め、当該地域の長期的かつ安定的な融資プラットフォームを確立することを望む。

(3)民生と人的・文化交流・協力をより重視し、民生に関する議題を増やし、より多くのプロジェクト建設を推進し、より多くの雇用機会を創出する。中国は各加盟国と、農業、環境保護、公共衛生面での協力を深め、SCO食糧安全協力メカニズムの構築を推進し、沿線の各国に環境保護研修を提供し、効果的な伝染病共同予防・コントロール体制を構築していく。各加盟国が、多方面、特に青少年間の友好交流を積極的に展開し、国民間の相互理解と友情を深め、SCOが人々に受け入れられる組織になり、協力・ウィンウィンの理念が各国の人々の共通認識となることを望む。

李総理は最後に、「SCOはユーラシア大陸における重要な平和的発展・協力の力となっている。各加盟国は共同の責任感と使命感を持ち、力を合わせ、地に足をつけ、地域の安全・安定・発展を守っていく必要がある」と指摘した。(編集SN)

「人民網日本語版」2014年12月16日

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