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外交部、米国務省の南中国海報告に「米側は言動を慎むべき」

中国外交部(外務省)の洪磊報道官は9日の定例記者会見で「南中国海に関する米側の報告は、南中国海問題において特定の立場を取らず、一方の側につかないとの自らの約束に違反するものだ。問題を客観的かつ公正妥当に捉え、取り扱うよう米側に促す」と表明した。

――米国務省がこのほど南中国海における中国の海洋主張に関する報告をウェブサイトに発表したことについて、コメントは。

南中国海における中国の主権と権利の主張は長期の歴史的過程の中で次第に形成されたものであり、歴代中国政府も長年堅持してきた。中国は関係する当事国と歴史的事実と国際法の尊重を基礎に、直接の交渉や友好的協議を通じて、南沙(英語名・スプラトリー)諸島の一部の島や礁の領有権争いおよび南中国海の一部海域の海洋権益の主張が重なる問題を解決すべく、一貫して尽力している。

米側報告は基本的事実と国際法理を無視しており、南中国海問題において特定の立場を取らず、一方の側につかないとの自らの約束に違反するものであり、南中国海係争の解決および南中国海の平和・安定にみじんも寄与しない。約束を順守し、言動を慎み、問題を客観的かつ公正妥当に捉え、取り扱うよう米側に促す。(編集NA)

「人民網日本語版」2014年12月10日

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