外交部(外務省)の洪磊報道官は8日の定例記者会見で、モルディブへの水支援について質問に答えた。
――報道によると、モルディブは海水淡水化施設の火災のために給水不足に陥り、政府が中国、インド、米国などに水支援を要請した。中国の支援状況を教えていただきたい。
友好的近隣国として、中国はモルディブ国民の水危機をわが身のことのように感じ、できる限りの人道支援を行った。中国政府はモルディブ政府の要請に応じ、モルディブ側に緊急資金援助を行うとともに、軍艦、軍用機、民間機などで真水を迅速に輸送した。中国側はインド洋周辺海域で任務遂行中の中国海軍の潜水艦救難艦「長興島」を急遽航路を変更してマレへ派遣した。同艦は700トン近くの真水を積載しているほか海水淡水化装置も備えており、毎日真水70トン余りをつくることができ、すでに現地時間7日遅くに現地に到着して給水を開始した。中国空軍の「Il-76」2機も飲料水40トンを積んで現地時間8日未明、マレに到着した。また、中国政府とスリランカやモルディブの中国系企業は民間機で飲料水計85トンを続々と空輸した。中国による今回の緊急人道支援は、中国と周辺諸国が運命共同体であることをはっきりと示し、「親、誠、恵、容」という中国の周辺外交政策をはっきりと示した。中国側はモルディブ側の必要に応じて、後続の支援措置を積極的に検討する。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年12月9日 |