中国の株式市場と先物市場における取引高は3日、ともに急増した。上海・深セン証券取引所取引高の合計額は、過去最多の9149億元に達した。株価指数先物の出来高は200万枚突破の230万枚で過去最高を更新し、取引高も過去最多の2億700万元に上った。4日付中国証券報が伝えた。
比較的潤沢な流動性や改革の成果が出始めたことを背景に、9月末・10月上旬から上海・深セン株式市場が大幅に上昇しており、創業板(新興企業向け市場)株価指数も3日に1600ポイントを突破し、過去最高となった。
これについて、アナリストは「最近、市場の風向きが変わったが、テクニカル的な調整も迫られている」と指摘する。各機関投資家の観点をまとめると、株式市場の急激な上昇後はリスク要因が蓄積されており、投資家には急速な市況の変化に注意が必要だという見方が一般的になっている。
「中国証券報」より 2014年11月4日 |