韓国・中国銀行間の韓国ウォンと人民元との直接交換が韓国で正式にスタートした。これはオフショア人民元市場の発展にとって象徴的な意義をもつ出来事であり、通貨両替コストや通貨取引コストの引き下げにとってプラスになる。「京華時報」が1日に伝えた。
銀行関係者の話によると、これまで元とウォンを交換する場合は米ドル建てで計算しなければならず、為替変動リスクがあり、両替手数料がかかっていた。だが今後はウォンから元に両替する場合は先にドルに両替する必要がなくなり、韓国の個人の交換手数料が引き下げられる。個人が交換する場合のプロセスには大きな変化はないが、銀行が元を売買する際のプロセスは簡略化される。簡略化に伴って銀行のコストが下がり、これは韓国の消費者にとってもメリットになる。韓国の消費者は今後、銀行でより有利なレートで元を売買できるようになる。
また元とウォンの直接交換は韓国市場における元の流動性を高め、元建て貿易決済の利用件数を増やすことにつながる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年12月3日 |