中国外務省の華春瑩報道官は1日、ペルーのリマで開かれている国連気候変動枠組み条約第20回締約国会合(COP20)について、「来年の国連気候変動パリ会議へ向けた重要なものであり、中国は各方面と共に、新たな成果が挙げられるよう推進したい」と述べました。
COP20は1日から12日にかけて開かれ、華報道官によりますと、中国は発展改革委員会、外務省、科学技術省、財政省、環境保護省などの部門及び香港特別行政区、マカオ特別行政区代表からなる中国政府代表団を派遣したということです。華報道官は「オープンで透明度を持つ、幅広い参加。協商による一致、締約国による作動。『共同かつ区別のある責任』、公平、それぞれの能力などの原則に準じて、積極的な成果を挙げたい」と述べました。
華報道官は「COP20の成果について、具体的に3つが現れるべきだ」と指摘しました。1、今後の協議草案の要素を定めること。各方面が肝心となる要素について共通認識に達してほしい。共通認識が難しい問題について、各方面は相違を克服し、ドーハ会議(COP18)の要求通り、2015年5月に交渉案を出すべきだ。2、『貢献』の内容を明確にすること。COP20は各締約国が2020年以降の気候変動対応に関する『国家自主決定的貢献』の内容を明確に決めるべきだ。3、2020年以前の行動力を向上すること。先進国は2020年以前の排出を大幅に減少し、資金や技術譲渡、キャパシティ・ビルディングなどの分野で、開発途上国を支援する約束を守るべきだ。
「CRI日本語版」2014年12月2日 |