交通運輸部(交通運輸省)がこのほど明らかにしたところによると、年内に北京市や天津市をはじめとする14省・自治区・直轄市で高速道路の電子料金収受システム(ETC)が導入され、ETCの地域ネットワーク連携が実現する。また来年9月をめどにネットワーク連携が全国を基本的にカバーするようになり、中国は世界最長の高速道路ETCネットワーク連携システムを構築することになるという。
現在、全国26省区市にETC専用車線7600本が建設され、ETC利用者は1300万人を超える。同部の要請に基づき、15年末までにネットワーク連携が基本的に全国をカバーするようにするほか、バスのETC使用率を25%以上とし、現金以外での支払い率を20%に引き上げ、幹線の料金所のETCカバー率を100%にすることを目指す。
全国ETC清算決済センターの情報システム研究開発作業が終わりに近づいており、年内に現場に投入される見込みだ。省区市レベルの各センターのシステム改良・バージョンアップも急ピッチで進められている。今年中にネットワーク連携を導入する14省区市ではETC重要設備のテストが行われており、状況は全体として順調だという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年11月30日 |