国務院新聞弁公室が25日に開いた記者会見で、国家発展改革委員会の解振華副主任は、「2030年までに中国の大気汚染問題は大幅に改善される。APECの青空は、実現不可能ではない」と発言した。解副主任の発言内容は下記の通り。
環境問題、特に大気汚染は、発展方式、エネルギー構造、生活方式と直接的に関連している。我々が講じている気候変動の対策、例えば省エネ、生産効率向上、再生可能エネルギーの発展、森林カーボンオフセットなどは、大気汚染解決との間に協同効果を持つ。二酸化炭素の排出削減は、大気汚染の元となる二酸化硫黄、窒素酸化物、粉塵、PM10、PM2.5の削減にとって効果的だ。我々が行っている気候変動の対策は、大気汚染の改善にとって非常に有利だ。
2030年までに中国の大気汚染問題は大幅に改善される。APECの青空は、実現不可能ではない。北京はAPECの会期中に好天気を迎えたが、これは措置を講じれば大気品質を改善できることを人々に示した。今回の行動により、北京の環境容量がどの程度かが明らかになった。これらの措置の短期間内の実施により、経済・社会の発展に一部の影響が及ぶ可能性があるが、それではどうするべきか?我々はこの期間を長くし、措置をより的確にし、より力強く推進することで、APECの青空を一日も早く実現し、これを常態化させることが可能だ。これは実現不可能ではない。これらの措置は適切であり、取り組みの力の問題に過ぎないことが明らかになったからだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月25日 |