この点、人人網大学生ユーザー研究センターの責任者は、「中国の政府が現在、汚職根絶の手を強めており、羨まれるグレーな収入や三公消費(公費による外遊、公務接待、公用車の購入・使用)が大幅に減少しているのを背景に、大学生にとって公務員試験の魅力がなくなっている」と分析している。
しかし、待遇が良く、食いっぱぐれのない国有企業は最も人気となっている。一方、外資系企業は、中国における業務が不安定で、高い言語能力も求められ、給与も民間大企業と変わらなくなっているため、以前ほどの人気はなくなっている。
民間企業のうち、給与が高く、仕事の時間なども融通がきくほか、将来性の高い大手インターネット会社が人気となっている。また、IT企業のうち、起業型の子会社も、勢いがあり大学生に人気となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年11月24日 |