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義烏国際商貿城を視察し、店主や顧客らと握手する李総理 |
国務院の李克強総理は19日から21日にかけて、浙江省党委員会書記の夏宝竜氏、浙江省の李強・省長らの随行の下、同省の義烏市、杭州市を視察した。人民日報海外版が伝えた。
インターネット経済など新産業の発展に関心を寄せる李総理は、到着後すぐに義烏市青岩劉村を訪れた。中国最大のネットショップ運営村と言われるこの村では、2800店舗あまりのネットショップが経営されており、1万人あまりの雇用を創出している。李総理は何件かのネットショップをまわって経営状況を尋ねた後、次のように指摘した。
経済発展において重要なのが雇用の拡大だ。就職先がなければ収入も入らない。中国は今年、経済低迷の圧力に直面したが、雇用は逆境に負けず増加した。これは、政府機関の簡素化と権限の地方等への委譲、商業制度改革などにより新たな市場主体が大量に生まれたことによる。特にサービス業の発展は著しく、経済が1ポイント成長するごとに創出する新規雇用者数は、2010年の112万人から、現在は170万人以上に増加した。これが、経済成長がやや減速したにも関わらず、新規雇用が依然として増加している理由だ。人々の創業を支援し、新たな産業・経営モデルの成長を加速させ、経済の新たな原動力を育成し、経済の新たな『エンジン』を創造しなければならない。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年11月23日