国家衛生・計画出産委員会が11月18日に発表した「中国流動人口発展報告書2014」によると、2013年末の時点で、全国の流動人口は2億4500万人に達し、総人口の6分の1を上回った。同報告は「中国の都市化率は50%を上回り、都市化は『構造調整が中心』、『中小都市の発展加速』、『還流』の段階に入った。現地都市化の条件も基本的に整った」と指摘した。
同委員会流動人口司の王謙・司長は、中国の流動人口の特徴について以下の3つを挙げた。
■流動人口の流れが集中するというすう勢は変わらず、特大都市への人口集中の流れは強まっている。
■労働年齢の流動人口の平均年齢が上昇しており、子女を伴って移動する労働者の割合が増えている。
■流動人口の結婚・出産年齢が上昇しており、流動人口の女性が移転先で妊娠・出産する割合が増えている。
王司長は、「これらの変化は、流動人口の間で移転先の衛生・計画出産サービスに対するニーズが高まっていることを示している。流動人口の移転先でも基本的公共衛生、および計画出産サービスの均等化を強化していく必要がある」との見方を示した。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年11月19日