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上海・香港株相互取り引きは世界の投資版図を変える可能性

 

上海と香港の両証券取引市場の間での株式の相互取り引きメカニズムのテスト事業(滬港通)が17日にスタートした。この新措置は中国資本市場が歩む開放の道のりにおける重要な飛躍といわれている。米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」によると、この動きは中国株式市場が一気に世界のトップクラス市場の仲間入りすること、世界中の投資家を引きつけるようになることを意味するという。「環球時報」が伝えた。

滬港通のスタート当日は「北熱南冷」の傾向が明らかだった。、上海株式の相互取り引き(海外資本による上海株購入)初日には、早々に取り引き上限に達し、取引額は香港株式の相互取り引き(大陸部資本による香港株購入)の7倍余りになった。ここから大陸部の株式市場に対する世界の投資家の高い関心がうかがわれる。

同日午前9時30分、両市場で同時に取り引き開始の鐘が鳴らされると、7カ月に及ぶ急ピッチの準備の末、滬港通がついにスタートした。両市場にとって11月17日は記念日になった。米経済誌「フォーブス」は、滬港通のスタートにより、中国は大陸部市場と香港市場の融合に向けて最も大きな一歩を踏み出したと報じた。

報道によると、第一段階の上海株相互取り引きの上限は3千億元(1元は約19.0円)で、一日あたり上限は130億元だ。香港株相互取り引きの上限は2500億元、一日あたり上限は105億元。業界の予測では、将来は上海株相互取り引きで動く資金の規模が1兆元に達するという。香港証券取引所の李小加行政総裁は、「滬港通は『世界最大規模の資産のバランス再編』をもたらし、A株市場の規模は今後5~10年で非常に大きく増加する見込だ」と話す。

英紙「フィナンシャル・タイムズ」によると、滬港通のスタートにより世界の投資の版図が書き換えられる可能性があるという。英国放送協会(BBC)は、海外資本はこの新措置に大きな期待を寄せている。というのも滬港通を通じて、世界の投資家が真の意味で初めて中国の株式市場に直接投資できるようになるからだ。また香港と大陸部がお互いに厚い信頼を寄せ、お互いを認め合っていることがわかると報じた。

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