「イオンカップ」第7回多言語全国通訳コンテストが15日、北京第二外国語学院で開催された。5カ国語(ロシア語、日本語、フランス語、ドイツ語、韓国語)の通訳コンテストが実施され、国内外の大学41校から選手81人が参加した。うち、日本語の逐次通訳部門では北京第二外国語学院の黄杏婷さんが、日本語の同時通訳部門では北京語言大学の楊慧超さんがそれぞれ優勝した。人民網が伝えた。
元外文局専門家で同時通訳者の林国本氏、杏林大学教授の塚本慶一氏、台湾輔仁大学外国語学部異文化研究所所長の楊承淑氏、中国国際放送局編集室音声業務部長の傅穎氏、同時通訳者の蔡院森氏らがコンテストの審査員を務めた。
コンテスト終了後、審査員らは各部門の選手に対する総合評価を発表、「今回の参加者はレベルが非常に高く、実践力は企業で働くプロの通訳にも劣らない」とその実力を高く評価した一方で、発音・発声、単語の規範化、表現方法のローカル化といったいくつかの改善点をプロの立場から指摘した。審査員はまた、通訳のレベルを高めるためのアドバイスとして、「ニュースに関心を持ち、生活の中で常用単語を心にとめるようにすること」などを挙げ、学生達の今後の発展に期待を寄せた。
今回のコンテストでは、初めて予選でインターネットを使った審査が導入され、コンテスト参加者の範囲が拡大した。厦門大学や湖南大学、西安外国語大学などの学生が日本語通訳コンテストに初参加した。
同コンテストは中国通訳協会と北京第二外国語学院の共同主催によるもので、日本語通訳コンテスト1等賞の受賞者には、1週間の日本旅行がプレゼントされる。(編集SN)
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