アジア太平洋経済協力(APEC)非公式首脳会議開催のため、7日から12日まで6連休となった北京。中国の大手旅行サイト「携程旅行網」によると、同期間中の旅行者数は前年同期比500%増となっており、国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた7連休時に並ぶ勢いとなっている。新京報が報じた。
温暖な海の島や紅葉狩りが人気
「携程旅游網」の予約状況を見ると、7日から12日までの連休期間中、旅行者の約6割が国内旅行を選んだ。うち、温暖な気候で青い海が広がる海南省三亜市が一番人気となった。
一方、海外旅行では韓国が一番人気となった。中でも、雪岳(ソラク)山や五台(オデ)山、智異(チリ)山、内藏(ネジン)山、北漢(プッカン)山国立公園、ソウル市内など、紅葉が美しいスポットが特に人気となった。また、今年8月9日から11月8日の3カ月間、中国人観光客を対象に観光ビザ申請料を免除する政策を打ち出したタイが2位にランクインした。デモやクーデターによる政情不安の影響を受け、外国人観光客が激減していたタイだが、同政策により中国人観光客が戻ってきた形だ。
その他、温かい気候で、海辺で日光浴が楽しめるモルディブやプーケット、バリ島、モーリシャスなども人気が高い。
自由旅行が70%
「携程旅游網」の予約状況を見ると、同連休期間中、「自由旅行」が最も人気の旅行形態となっており、全体の70%を占めた。また、ツアー旅行も根強い人気を維持し、ツアー旅行を選ぶ旅行者の間では、高級ホテルが最も人気で、質の高い旅行が重視されるようになっている。
70-80年代生まれ旅行者が主力
「携程旅游網」の予約状況を見ると、同連休期間中、旅行者のうち最も多いのは1970年代や80年代に生まれたグループ。そのほとんどが親子旅行だ。次に多いのが50年代や60年代に生まれたグループ。両親と共に参加するツアー旅行が最も人気となった。 (編集KN)
「人民網日本語版」2014年11月12日 |