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「携帯に夢中」で家族関係にヒビ 離婚のケースも

微博(ウェイボー)や微信、または他のアプリをダウンロードする時の最初の目的は、「暇つぶし」であることが多い。しかし、「暇つぶし」のはずが、夢中になり、多くの時間を携帯に奪われているというケースも多い。これは、人の心理的慣性とも関係がある。心理学界では、全体性や構造に重点を置いて捉える「ゲシュタルト効果」と呼ばれている。何かを中途半端で終えることはできず、「最後までやり遂げないと」という気持ちになるのだ。

携帯の使用頻度が上がり、「暇な時間」の境界もなくなっている。そして、いつでも連絡をとったり、交流したりできるように見えるものの、実際には人と人の距離が遠くなっている。そのような状況は、「世界で一番距離を感じるのは、あなたがそばにいても携帯で遊んでいる時」という言葉に収縮されている。

携帯が生活に欠かせないものとなっていることを考え、携帯が多くの大切な時間を奪っていることに気付き、携帯が手元にないと不安になる自分に気付いた時、自分と携帯の「関係」についてよく考えてみなければならない。携帯は「道具」であって、その使用が度を超えるなら、アダとなってしまう。最近、携帯の使用をやめ、バーチャルでなくリアルの現実と向き合う時間を作ることを目的としたアプリが登場しているのもうなずける。(編集KN)

「人民網日本語版」2014年11月6日

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