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「携帯に夢中」で家族関係にヒビ 離婚のケースも

微信(WeChat)が流行し始めた頃、モーメンツでは、高齢の両親に微信の使い方を教える手書きのイラストが話題となり、感動を呼んだ。微信で、両親と頻繁に連絡を取るようになったという人も少なくない。ところが最近、微信のモーメンツでは、携帯を使わない時間を作るよう呼び掛ける動画が話題となっている。南方日報が報じた。

携帯にあまりに夢中になると、家族の不満の原因になり、深刻な場合は家族との関係に大きな亀裂が入ってしまう場合さえある。浙江省寧波市鎮海区の裁判所で最近、結婚してまだ1年の若い夫婦の離婚をめぐる裁判があった。離婚の理由は「携帯」だった。配偶者が携帯に夢中になり、ほとんど相手にしてもらえなくなったため、夫婦関係に亀裂が生じてしまったのだ。このようなケースが最近増加している。以前なら、離婚の理由のほとんどが「浮気」や「性格の不一致」などだったが、今では「携帯」という理由も増加している。

携帯に夢中になると、家族とのコミュニケーションが減り、その関係が危機にさらされる。中国のあるメディアが、1万2098人を対象に実施した調査では、回答者の71.8%が「携帯に過度に依存し、実際に会って交流することがおろそかになるという現象が普遍的になっている」との見方を示した。

携帯に夢中になると、家族だけでなく、友人らと集まった時のムードにも大きな影響を及ぼす。本来おしゃべりが目的の場も、携帯をいじり始めると、無言の暗い雰囲気に変わる。現在、友人と集まる時、「携帯をいじらない」というのが最も大切なマナーと言われるようになっている。

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