中国国家互聯網信息(インターネット情報)弁公室が2日午後に開催した、モバイルインターネット業界代表座談会において、同弁公室の彭波・副室長が、改正版の「インターネットニュース情報サービス管理規定」を年内に発表する予定であることを明らかにした。「インターネットの分野において、最新で全面的、かつ重要な法律・法規になる」という。新京報が報じた。
携帯端末のネットユーザーが5.27億人に
2011年に同弁公室が発足して以来、同座談会が開催されるのはこれが初めて。彭副室長は、「2012年6月以降、中国のネットユーザーがインターネットを利用する際に最もよく利用する端末は、携帯電話となり、パソコン端末を超えている。14年6月末の時点で、中国のネットユーザーの数は6億3200万人に達した。うち、携帯を使うネットユーザーが5億2700万人に上っている。膨大な数のネットユーザーが、中国のモバイルインターネット市場の規模を世界最大にしている。そして、モバイルインターネットが巨大な世論を形成する場となっている」と指摘した。
また、「中国のインターネット上で、現在ほど多くの情報が提供されている時代はこれまでになかったが、一方で、ゴミのような不必要な情報も氾濫している」とし、「モバイルインターネットが急速に発展しており、法律に基づいてそれを規範化することが必至」との見方を示した。
管理規定を年内発表へ
彭副室長は、「法律に基づいてインターネット上を規制することには、モバイルインターネット産業発展の保護や企業利益の保護のほか、モバイルインターネット産業の発展の規範化、そして違法に利益を得る各種行為を取り締まることなどが含まれる」とし、「インターネット上を確実に規制すべく、中国は既に『インターネット立法計画』を制定している。インターネットをめぐる法律制定は今後、加速するだろう。年内には、『インターネットニュース情報サービス管理規定』を発表できる見込み。インターネットの分野において、最新で全面的、かつ重要な法律・法規になる」と語った。
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