オランダ「国泰チューリップ」協会のvan der Bot Art事務局長は22日午前、北京植物園で、中国に初めて届けられた注目の「国泰」の球根を手に取り、自ら鉢の中に植えた。北京植物園庭園部の担当者は、「現在、『国泰』の数量は極めて少なく、世界中で1万球に満たない。育種だけでも15年もかかるため、大変貴重な品種だ。万全な育成と保護のために、球根植え付けの式典が終わった後、『国泰』は、完全に隔離された状態で育てられる計画だ。来春、国泰のチューリップが満開になれば、市民が鑑賞できるよう、北京植物園に持ち帰り展示する」と話した。
チューリップの新種のひとつ「国泰」は、「オウム」の羽のような花が咲く、独特の形をした品種だ。普通のチューリップは、通常毎年4月末から5月初めに開花するが、「国泰」はそれより早く、早春に満開を迎える。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年10月23日 |