本誌日本語専門家 勝又あや子
中国と日本の学生が代表的日本企業を訪問し、ビジネス体験と文化交流を通して中日友好を目指す中日学生交流プログラム「リードアジア2014」が開催される。単純な国際交流の枠を超えた新たな交流の場で、中日の学生たちが相互理解を深める。
「リードアジア2014」は日中学生交流連盟と独立行政法人国際交流基金日中交流センターの主催で、8月16日~8月24日の9日間にわたって東京で開催される。同プログラムは、代表的な日本企業を訪問する実践的ビジネス体験と両国の学生による文化交流を柱にしており、今年で2回目の開催となる。昨年は日本人学生9名、中国人学生14名の計23名が参加した。今年の参加者は計42名で、日本人学生は約4倍、中国人学生は約15倍という高い倍率の中から選ばれた。
2014月10日、「リードアジア2014」開催を前に行われた事前研修で議論する中日参加者(撮影大熊麻祐子)
文化交流のほか、同プログラムの目玉となるのが企業訪問を通した実践的ビジネス体験だ。18日~21日の4日間、42名の参加者は2~3班に分かれて計10社の企業を訪問する。訪問先企業には、JTBグローバルマーケティング&トラベル、サントリー食品インターナショナルなど6業界全10社が名を連ねる。
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