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中国、エボラ熱対応に準備万端

西アフリカ4カ国のギニア、リベリア、ナイジェリア、シエラレオネのエボラ出血熱流行により、8月4日までに累計1711人の感染者(疑いを含む)が確認された。死者は932人。今月2日から4日まで、45人が死亡した。リベリアのサーリーフ大統領は6日、エボラ熱が「国の存亡」を脅かしていると表明した。新京報が伝えた。

国家衛生・計画出産委員会(以下、同委員会)は7日、「政府関連部門は感染症の国内侵入を阻止する措置を講じている。中国は、検査、診断キット、抗体の生産能力、ワクチンの開発能力など、エボラ熱に対応する科学技術力を持つ」と表明した。

◆国内では未確認、「輸入」の可能性は小

同委員会の宋樹立報道官は、「国内ではエボラ出血熱の感染者が確認されていない」と述べた。

同委員会は専門家による感染状況の研究・判断を進めており、世界保健機関(WHO)との連絡を強化している。WHOによると、エボラ熱がアフリカ以外の国や地域に入る可能性は低いという。

しかし中国疾病予防コントロールセンター伝染病研究所所長の徐建国氏は、「人とモノの行き来があれば、エボラ熱は世界中に影響を及ぼす。予防部門は、低い可能性を最大のリスクととらえるべきだ」と指摘した。

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