雲南省昭通市魯甸県で3日午後4時半、マグニチュード6.5の地震が発生した。党中央と国務院は事態を大変重く見て、直ちに習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)と国務院の李克強総理が重要指示を出した。李総理は4日早朝、党中央と国務院を代表して、習総書記を代表して急いで被災地入りし、被災状況を視察し、震災との戦いと被災者救援の取り組みを現場で指揮した。
李総理は飛行機に搭乗するとすぐに緊急会議を招集し、次の8つの指示を出した。
(1)人命救助を最優先する。あらゆる可能性を押さえ、黄金の48時間、黄金の72時間を充分に利用して、最大限の努力を尽くして行方不明者を捜索し、廃墟の下に生き埋めとなった大衆の救出に手を尽くす。最後まで絶対に軽々しくあきらめてはならない。
(2)二次災害を強く重視し、新たな死傷者が出ないようにする。監視測定を強化し、科学的救援を重視し、現地の大衆と救援部隊の安全をしっかりと守る。
(3)治療活動を一段と強化する。地震は多数の死傷者を出す。効果的な措置を講じて、負傷者の治療を全力で成し遂げる必要がある。
(4)被災者の避難作業を急ぎ、食糧、テント、防疫薬品などの物資を引き続き調達し、被災者のために食糧、衣服、安全な避難所、清潔な水を確保し、感染症の発生を防ぐ。
(5)被災状況や救援情報を速やかかつ十分に公表する。被災状況および捜索・救出活動、医療・防疫活動、インフラ復旧活動などの進展状況を正確かつ客観的に公表し、情報公開、情報の透明性を確保して、各界の人々の自信を高め、震災との戦いと被災者救援を力強く支える。
(6)四川蘆山地震(2013年)の救援経験を参考に、地方を中心に統一指揮体系を形成する。各方面の救援部隊は統一指揮体系下に入る。地方は実際の状況に基づき救援ニーズを示す。中央の関係当局は調整・支援の達成に全力を挙げる。
(7)生産による自力救済を行う。現在は被災地の食糧生産期にあたる。速やかに被災者に農業生産資材などの補助を行い、大衆に災害の中での奮起と自力救済を働きかけ、生産再開を急ぎ、大衆が勤勉で勇敢な精神を一層奮い起こし、災害に打ち勝つ決意を固めるようにする。
(8)復旧・復興準備を達成する。道路、電力、通信などのインフラをできるだけ早く復旧し、危険回避の緊急措置、救援、復興のためにライフラインを確保する。適切な時期に損壊家屋の評価、補強・改築を行い、移転計画の取り組みを始動する。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年8月5日
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