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国防部記者会見に海外メディアが初参加

8月1日の軍創設記念日前日の7月31日、国防部(国防省)の定例記者会見に外国メディアの北京駐在の記者5人が参加した。2011年4月27日に国防部の定例記者会見制度が始まって以来、外国メディアの参加が認められたのは初だ。記者会見では耿雁生報道官が軍事演習の旅客機への影響、中国の専門仮想敵部隊、年度徴兵活動、軍隊の汚職対策、軍事演習「リムパック2014」、中印の軍事関係などの質問に答えた。

■軍事演習は特定の国や目標を念頭に置いたものではない

中国軍が4大海域で演習を実施することについて、耿報道官は「軍事演習は軍の実戦化訓練を強化することが目的であり、いかなる特定の国や目標も念頭に置いていない。関係方面は根拠なき結びつけや、行き過ぎた解釈をしないでもらいたい」と表明した。

耿報道官は「最近中国軍はいくつかの演習を行った。国内外のメディアによる報道が多くあり、論評も少なからずあった。ここでは3点を説明する。第1に、中国軍によるこれらの演習はいずれも年度訓練計画内の定例的なセッティングであり、同様の演習活動は例年行われている。第2に、演習は中国軍の実戦化訓練を強化し、軍事闘争準備を推し進め、安全保障上の様々な脅威への対処能力を高めることが目的だ。第3に、これらの演習はいかなる特定の国や目標も念頭に置いていない。関係方面は根拠なき結びつけや、行き過ぎた解釈をしないでもらいたい。もしこれらの演習に対してあれこれと疑い、自国に対するものだと考える人がいるのなら、それは完全にその人自身の問題だ」と述べた。

■対テロ合同軍事演習「平和の使命2014」の準備はほぼ完了

耿報道官によると、上海協力機構加盟国の武装部隊は「上海協力機構加盟国国防省2014-2015年協力計画」に基づき8月24~29日、内蒙古朱日和訓練基地で対テロ合同軍事演習「平和の使命2014」を実施する。上海協力機構加盟国であるカザフスタン、中国、キルギス、ロシア、タジキスタンの部隊が参加する。すでに中国側の準備作業はほぼ整った。参加部隊は8月上旬に陸路、鉄道、空輸によって集結を始める。

■初の専門仮想敵部隊は立派な働き

演習「飛躍2014・朱日和」での仮想敵部隊について、耿報道官は「中国軍はすでに初の専門仮想敵部隊を設立した。少し前に実施した『飛躍2014・朱日和』などの演習で、この仮想敵部隊は『砥石』の役割を担い、立派な働きをした。中国軍は専門仮想敵部隊の整備を一段と強化し、軍事訓練水準の向上においてさらに大きな役割を発揮させる」と表明した。(編集NA)

「人民網日本語版」2014年8月1日

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