習近平国家主席は14日、マレーシア下院のパンディカー・アミン議長と人民大会堂で会談した。
習主席は「中国政府はマレーシアとの友好関係の発展を強く重視し、両国関係の推進を周辺外交の重要な方向性としている。双方は国交樹立40周年記念を契機に、トップレベルデザインをしっかりと仕上げ、各分野の互恵協力をしっかりと計画し、両国の包括的・戦略的パートナーシップの急速な発展を推し進めるべきだ」と述べた。
また「中国は周辺国との善隣友好関係を強く重視している。このため私は『親、誠、恵、容』という外交理念を打ち出し、共通、総合、協調的、持続可能なアジア安全保障観を提唱し、より緊密な中国・ASEAN運命共同体、シルクロード経済ベルト、21世紀の海のシルクロードの共同構築という一連の協力イニシアティブを打ち出した。これは中国が周辺国との善隣と共同発展を望んでいることを十分に物語っている。来年マレーシアはASEAN議長国に就任する。中国はこれを積極的に支持し、マレーシアを含む関係国と共に、中国・ASEAN関係の一層の発展を促すことを望んでいる」と表明した。
習主席はさらに「今年3月にマレーシア航空370便が消息を絶ったのは、大変不幸な出来事だ。マレーシア側が引き続き関係国の調整をしっかりと行い、整った、常態化された捜索・事後処理計画をまとめ、不明機の行方をできるだけ早く突き止めるべく努力することを希望する」と述べた。
パンディカー・アミン議長は、アブドゥル・ハリム・ムアザム・シャー国王とナジブ首相から習主席への挨拶を伝えたうえで「マレーシア下院は両国政府間の各合意を断固として支持する。両国の友好関係をさらに揺るぎないものにするために貢献したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年6月25日
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