外交部(外務省)の洪磊報道官は3日の定例記者会見で、近く開催される国際情報・サイバーセキュリティー会議について「中国と国連側がサイバー問題で初めて国際会議を共催する。これはサイバーセキュリティーの国際プロセスを推進するために中国が打ち出した新たな措置だ」と表明した。
――国際情報・サイバーセキュリティー会議が5、6両日に北京で開催される。会議の主要議題、日程、中国側の期待を紹介していただきたい。どの国が出席するか?中国側の出席者は?
中国は5、6両日に北京で情報・サイバーセキュリティー問題国際シンポジウムを国連と共催する。会議は「平和、安全、開放、協力のサイバー空間の構築」をテーマに、規則の制定、インターネット・ガバナンス、国連の役割、地域協力、能力開発などの問題について踏み込んで検討する。
20余りの国々、国連の関係機関、国際的シンクタンクの代表が出席する。李保東外交副部長(外務次官)が開幕式で基調発言を行い、サイバーセキュリティー問題における中国の立場と実践を全面的に明らかにする。
サイバーセキュリティー問題は現在の国際的焦点であり、国際社会共通の利益に関わり、グローバル・ガバナンスの新たな重要分野でもある。中国はサイバーセキュリティーの擁護者、建設者であり、国際協力を行い、国際規則を早急に制定することを一貫して主張している。中国は2011年に「情報セキュリティー国際行動規範」を国連に提案し、国際的議論の土台を提供した。
中国と国連側がサイバー問題で初めて国際会議を共催する。これはサイバーセキュリティーの国際プロセスを推進するために中国が打ち出した新たな措置だ。会議がサイバーセキュリティー問題における各国の政策交流、相互信頼の強化に寄与し、サイバー空間の国際規則の制定とインターネット・ガバナンス・プロセスを推進し、国際社会による平和、安全、開放、協力のサイバー空間の実現に貢献することを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年6月4日
|