国防部(国防省)の耿雁生報道官は29日の定例記者会見で「中国側は日本軍機の接近偵察の確実な証拠を握っている。日本側が自らを反省せずに、逆に中国をとがめるのは全く筋が通らない」と表明した。
――日本の官房長官は24日、中国軍機が日本軍機と最短30~50メートルまで異常接近したとして、双方に誤った判断を招く可能性の高い行動だと指摘した。これについてコメントは。
東中国海防空識別圏識別規則などの政策規定に基づき、東中国海防空識別圏に進入して活動する外国軍機に対して、中国軍が情況を見て戦闘機を出動し、必要な識別・確認を行うことは、国際的慣例に沿っている。今回の中日両軍機の遭遇過程における中国軍機パイロットの操作は専門的で、中国側の政策規定に沿ったものだ。
事故を引き起こしかねない危険な行為についてだが、中国が東中国海防空識別圏を公布して以来、日本軍機はすでに10数回にわたり、パトロール任務を遂行中の中国空軍機に対して長時間の接近追跡・監視を行い、危険な接近をし、中国側の正常な飛行活動を妨害してきた。例えば2013年11月23日には、中国空軍の「運-8」1機が東中国海防空識別圏でパトロール任務を遂行中、航空自衛隊のF15戦闘機2機に34分間にわたり接近追跡・監視された。この時、最短わずか10メートル前後まで接近された。日本軍機の接近偵察という危険行為に対して、中国側は有効な対処を取り、確実な証拠もつかんだ。
海空の安全問題において、この空域でトラブルを引き起こしているのは一体どちらか?危険な行為を引き起こしているのはどちらか?日本側が自らを反省しないばかりか、逆に中国をとがめるのは全く筋が通らない。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年5月30日
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