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新疆観光局局長「新疆を訪れる観光客に500元を支給」

 

新疆維吾爾(ウイグル)自治区はユーラシア大陸の中心に位置し、シルクロードの南、北、中央の3本のルートがいずれも同地を通る、中国にとって西に開かれた国の門であり窓口だ。中国の観光資源の極めて豊かな地域として、新疆には全国トップの1100カ所以上の観光地があり、国内や中央アジア、西アジア地域を中心とする国外から多くの観光客を集めている。每年5月になると、新疆は観光シーズンを迎え、国内外で有名なトルファン葡萄溝や美しい天山天池、独特の特色を持つウルムチ国際バザール、新疆南部のカシュガルの民族風情等が多くの観光客を魅了する。データによると、2013年も新疆の観光業は引き続き健全な発展を続け、観光総収入は前年比で17%増、国内外からの観光客受け入れは初めてのべ5000万人を突破した。しかし今年に入ってから発生した暴力・テロ事件は、従来なら観光シーズンにあるはずの新疆観光市場に暗い影を投げかけている。新疆維吾爾自治区観光局の伊那木·乃斯爾丁局長は「最近、新疆を訪れる観光客は昨年と比べて約40%減少した。冬の観光で新疆を訪れてスキーやスケートを楽しむ人は多いが、最近発生した暴力・テロ事件により新疆観光は大きな影響を受けており、新疆観光を取りやめる人が多い」と語る。国際在線が伝えた。

現在、新疆は支援を行なう省・市と連携して、各地からのツアーグループの新疆観光を歓迎している。伊那木·乃斯爾丁局長によると、新疆では近く特別資金を支出し、新疆を訪れる観光客1人あたり500元の奨励金を支給すると同時に、観光客には安全保障の問題では安心して欲しいと語る。

「雲は太陽を遮ることはできない。個別のテロリストは一つの地区や民族を代表するものではない。新疆の各族の人々は調和的で安定している。また10数年来、新疆では一人の観光客も被害を受けていない。百聞は一見に如かずであり、新疆を訪れて見て欲しい。我々の風景区の管理、ホテルの管理はしっかりしている」。

長期にわたり、新疆は他の省との距離が遠いことから、新疆観光には大きな出費がかかった。伊那木·乃斯爾丁局長は、「新疆観光をより身近なものにするために、新疆ではカザフスタンなど周辺8カ国を中国人の観光目的地として許可するよう関係部門に呼びかけており、同時に口岸建設を加速し、辺境観光を発展させていく」と語った。(編集YH)

「人民網日本語版」2014年5月28日

 

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