中国、米国、ロシア、英国、フランスの核保有5カ国とカザフスタンなど「中央アジア非核地帯条約」締約5カ国は6日、ニューヨークの国連本部で同条約の議定書に署名した。中国側は劉結一国連大使が議定書に署名し、中国政府の声明を読み上げた。新華網が伝えた。
劉大使は「中国は一貫して核分野のグローバル・ガバナンスの推進に尽力し、非核地帯構築の国際的努力を支持している。中国は非核国または非核地帯に対して核兵器の使用または威嚇を無条件で行わないことを明確に約束している唯一の核保有国でもある。中央アジア非核地帯条約議定書への署名は、まさに中国のこうした基本的核政策の具体的体現である」と表明。
「中国は親、誠、恵、容の周辺外交理念を積極的に実行し、周辺の平和・安定の大局の維持に尽力し、周辺国との安全保障協力を積極的に推進している。中央アジア5カ国はいずれも中国の友好的な近隣国だ。中国にとって中央アジア非核地帯条約議定書への署名は、周辺外交理念を実行に移し、地域安全保障協力を深化する重要な措置であり、中央アジア5カ国およびこの地域の平和・安定・発展の維持に対する揺るぎない約束の十分な体現だ。中国は中東、東南アジアなどの地域での非核地帯構築に向けた国際社会の努力を引き続き積極的に支持する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年5月7日
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