北京技術革新行動計画(2014−2017年)が4日に発表された。同計画には、「首都青空行動」など12件の特別プロジェクトのほか、リニア交通、食品品質安全保障、5G移動通信技術など、注目を集める話題が盛り込まれている。計画によると、北京市は今後、動的高解像度汚染源排出リストを作成し、重度汚染日の気象予報及び予警報の正確性を高め、PM2.5の健康への影響に関する研究に取り組む。新京報が伝えた。
◆最重視される「首都青空行動」
この4カ年の行動計画には12件の特別プロジェクトが含まれ、それぞれが重点任務を担当する。注目を集めている大気汚染問題は、1件目の特別プロジェクト「首都青空行動」に盛り込まれた。同プロジェクトでは環境保護局が中心となり、PM2.5の発生原因、伝播の法則、汚染源の分析、汚染源の排出リストの研究、極小微粒子の健康への影響に関する研究を実施する。
また北京市は大気重度汚染のモニタリングおよび予警報技術システムの研究を実施し、観測機器・設備を開発し、重度汚染予警報の能力及び水準を高める。かつ周辺地域の大気汚染共同防止・抑制技術システムの構築に協力する。
北京市は2017年までに動的高解像度汚染源排出リストを作成し、重度汚染日の気象予報及び予警報の正確性を高め、20万台の新エネ車、クリーンエネルギー車を普及させる。
◆海水淡水化を初めて明記
同計画では、「飲用水の安全生産技術を改善し、都市部・農村部の水供給を保障し、海水淡水化の実用化・産業化を推進する」ことが明記された。北京市の政府部門が、海水淡水化の産業化を正式に発表したのはこれが初めて。
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