24日に開催された四川省科学技術庁地震速報現場会議において、成都を中心とした国内初の地震速報応用モデル基地の建設が急ピッチで進められていることが明らかになった。同基地が完成すると、テレビ、携帯電話、専用端末などを通じて、2千万人以上の住民にリアルタイム緊急地震速報が届けられる。人民日報海外版が伝えた。
緊急地震速報とは、地震発生時に、破壊力を伴う地震動が到達する前に、電波の速度が地震波より速いという原理を利用し、揺れ到達の数秒から数十秒前に警報を発信する技術システム。四川は、知的財産権を持つ地震速報技術を有しており、学校や化学工場での応用試行が進められている。このうちICL地震速報技術は、国内で唯一、省部レベルで科学技術成果が認められた地震速報技術で、世界最先端レベルにある。会議に先立ち、成都高新新城学校、北川中学、雲南龍一中など5校において、地震速報発令訓練が実施された。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年4月28日
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