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北京モーターショー、中国自動車産業の変化を反映

 

奇瑞汽車や吉利汽車と同様、一汽集団や東風汽車などの国有企業も、自主ブランドの発展に向け気を抜いていない。一汽集団の徐憲平総経理は、「急成長はもはや存在せず、全体的に低成長の時代に入った中国自動車市場において、合弁ブランドとの激しい競争に直面する当社は、より厳しい情勢を迎えている」と語った。

プジョーシトロエングループ(PSA)の14.1%の株式を取得した東風汽車は、国産化と提携を共に強化する新戦略の最新の成果を示し、業界を盛り上げた。そのうちPSAへの投資後で初となる戦略車種、「東風風神L60」量産型コンセプトカーは、PSAの先進的なプラットフォームを採用した。同プラットフォームはフレキシブルなモジュール化生産を実現し、同時に世界水準の製造能力と高品質を誇る。また東風汽車はハイエンド乗用車市場に進出する旗艦車種「東風1号」コンパクトカー、初のSUV「AX7」、「東風風行」シリーズ初の3ボックスファミリーカー「S50」といった、3つの世界初公開車種を展示した。

◆グローバル企業、中国市場に全力で攻勢

トヨタ自動車の伊原保守副社長は、「世界の自動車年間生産・販売台数は約8800万台に達しており、そのうち中国が2200万台を占めている。将来的に世界の自動車販売台数は1億台に達する見通しで、毎年1200万台追加される生産・販売台数のうち、800万台が中国となる。ゆえに当社が世界一の自動車メーカーになれるかは、中国自動車市場での業績にかかっている。当社の中国における製品ラインナップ、特にコンパクトカーは十分に豊富とはいえない。今回のモーターショーで、一汽トヨタと広汽トヨタはそれぞれ、最新のコンパクトカープラットフォームに基づく新型カローラとレビンを発表した。これは当社のコンパクトカー市場の新製品戦略の始まりに過ぎない。当社は将来的に、中国現地の需要に合った、さらには現地で開発された製品、特に小型SUVとクロスオーバーを多く投入する」と話した。

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