李克強総理(中共中央政治局常務委員)は18日、新たな国家エネルギー委員会の初会議を招集し、エネルギーの発展に関する戦略的問題や重大プロジェクトについて検討した。会議には張高麗副総理(中共中央政治局常務委員)も出席した。
李総理は「目下、一連の重大プロジェクトを始動する必要がある。これは成長を安定させ、エネルギー確保能力を高める重要な措置である以上に、エネルギー構成を調整し、発展方式を転換する効果的な取っ掛かりだ。世界最高の安全基準を採用し、安全の確保を前提に、ふさわしい時期に東部沿海地域で新たな原発重点プロジェクトを始動する必要がある。環境保護と住民移転をしっかりと行った上で、合理的な水力発電プロジェクトを秩序良く始動する。風力発電所、太陽光発電所とその送電設備の建設を強化する。長距離大容量送電技術を発展させる。今年は計画に従い、超高圧技術と通常技術を採用した『西電東送』送電設備の建設を着工し、資源配置を最適化し、消耗の減少と効率の向上を促進する必要がある。電気自動車などクリーンエネルギー車の産業化を積極的に推進し、効率的でクリーンな石炭発電機の審査・許可を加速し、省エネ・排出削減基準を満たさない現役発電機のアップグレード改造をしっかりと行い、粗放な使用に代わる石炭の集中・効率的利用を促進して、大気環境を保護する」と強調。「エネルギー構成調整のカギは、エネルギー体制改革の推進だ。競争的業務を拡大し、エネルギー開発分野の公平な競争への各種投資主体の秩序ある参入を後押しする必要がある」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月21日
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