陝西省政府の張小寧・副秘書長は4日、同省の西安咸陽国際空港から入国する日本や米国など51カ国の旅客に対して、72時間以内滞在のトランジットビザ(通過ビザ)免除政策を、中国国務院が認可したことを明らかにした。 中国新聞社が報じた。
「72時間ノービザ滞在」を実施する中国の都市は、北京、上海、広州(広東省)、重慶、成都(四川省)、大連(遼寧省)、瀋陽(遼寧省)に続いて、これで8都市目。
観光資源が豊富な陝西省は、中国国内外から毎年多くの観光客が訪れ、2013年にはその数が計延べ2億8500万人に達した。うち、空港を通して入国する旅客の数は延べ79万7千人。「72時間ノービザ滞在」政策が実施されれば、同空港で乗り継ぎをする旅客が増え、同省の外国人旅行者呼び込みにつながると期待されている。
同政策の対象になるのは、欧洲のシェンゲン協定加盟国24カ国やロシア、英国、アイルランドなど欧州のその他の13カ国、米国、カナダなどアメリカ大陸の6カ国、オーストラリアやニュージーランド、さらに韓国や日本などアジアの6カ国の計51カ国。
上記51カ国からの旅客は、有効なパスポート、72時間以内に中国を出国する日程の第三国(地域)に向かう航空チケットを所持している場合、同空港からノービザで中国に入国し、西安市や咸陽市の行政区域内に最長72時間滞在できる。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年4月15日
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