核保有5カ国北京会議が14日午前、開幕した。中国、米国、ロシア、英国、フランスの核保有5カ国による5回目の会議であり、今回初めて中国が主催した。CRIオンラインが伝えた。
中国の李保東外交副部長(外務次官)は開幕式で、核分野のグローバル・ガバナンスの強化について次の5つの見解を示した。
(1)普遍的なセキュリティーの実現が核分野のグローバル・ガバナンスの根本的目標であり、普遍的なセキュリティーを実現して初めて、核兵器拡散を根本的に防ぎ、人類を幸福にするよう原子力をより良く利用することができる。
(2)核保有5カ国が戦略面の相互信頼を深化し、団結・協力を強化して初めて、各分野の問題をより効果的に解決し、核分野のグローバル・ガバナンスをより良い方向に導くことができる。
(3)国連、ジュネーブ軍縮会議、国際原子力機関(IAEA)などの中心的役割を十分に発揮する必要がある。
(4)対等な話し合いを基礎に、協議による一致の原則に従い、核軍縮、核不拡散と原子力の平和利用を同等に重視し、バランス良く進めるべきだ。
(5)各国政府は積極的に参加すると同時に、国際・地域組織、非政府組織、民間社会の積極性を引き出し、最大の合力を形成すべきだ。
核保有5カ国は2日間の会議で、戦略的安全保障と国際的安定、核軍縮、核不拡散、平和利用などの問題について踏み込んで意見交換する。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月15日
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