中国の常万全国防部長(国防相)兼国務委員は8日、米国のヘーゲル国防長官との会談後の共同記者会見で「現在中日関係が深刻な困難に直面している責任は完全に日本側にある。米側が日本のする事なす事について多少警戒し、多少拘束することを希望する。放任し、寛大に扱って増長させてはならない」と述べた。新華網が伝えた。
――米情報によると、中国は昨年の軍事演習で東中国海における短時間で高速の対日進攻を想定した。ヘーゲル長官と常部長は軍事対立発生時に米国が前面に出て日本を守る可能性に触れたか。
同演習はいかなる特定の国・地域も想定していない。
(ヘーゲル長官の訪日時の発言について)現在中日関係が深刻な困難に直面している責任は完全に日本側にある。米側が日本のする事なす事について多少警戒し、多少拘束することを希望する。放任し、寛大に扱って増長させてはならない。
中米間の競争はゼロサムゲームではない。双方は大国間の衝突という過去の歴史における古い道を繰り返してはならない。全く新たな視野と思考で相互関係を受け止め、協力・ウィンウィンの新局面を切り開くべく努力すべきだ。
中米両国の非衝突、非対立は、第1に軍事分野の非衝突、非対立だ。私とヘーゲル長官は共に戦場に行ったことのある人間であり、戦争の危害を熟知している。両国国防当局の指導者として、われわれには非衝突、非対立において成果を上げる責任がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月9日
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