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習近平主席とオランド仏大統領が会談

 

習近平国家主席は26日、フランスのオランド大統領とパリで会談した。

習主席は「中仏国交樹立50周年という重要かつ特別な時期にフランスを訪問できたことを嬉しく思う。中仏関係は長年にわたり、戦略性、時代性、グローバル性という鮮明な特徴によって、中国と西側諸国との関係の先頭を歩み、中国・欧州関係の発展を先導してきた」と表明。

オランド大統領は「仏中両国が国交樹立50周年を盛大に祝う中、フランスは習主席の公式訪仏を最大の熱意をもって歓迎した。今回の訪問は両国協力に新たな活力を注ぎ、両国関係を新たな段階へと促し、仏中関係の歴史における新たな重要な節目になると信じている」と表明した。

習主席は「両国関係発展の成功経験を総括すると、第1に独立自主を堅持し、世界の多極化の理念を堅持する必要がある。第2に互いに尊重し合い、相手国の核心的利益と重大な懸念に関わる問題を適切に処理する必要がある。第3に新たな協力モデルの革新を続け、互恵・ウィンウィンを実現する必要がある。第4に交流と相互参考を拡大し、文化的アイデンティティを強化する必要がある」と指摘。次の4点を提言した。

(1)常に相手国を優先的戦略パートナーと見なし、相互信頼を強化し、相手国の発展理念と発展路線を支持し、相手国の核心的利益と重大な懸念を尊重する。両国元首は年度会談と経常的な付き合いを継続し、戦略対話、ハイレベル経済財政金融対話などの枠組みを利用して戦略面の意思疎通と協力を強化する。

(2)各自の経済構造改革の推進という新たなチャンスを捉え、実務協力を深化する。共同開発、共同投資、共同生産、第三国市場の共同開拓を行い、原子力、航空など伝統分野の協力に新たな動力を与える。農業、金融、都市の持続可能な発展、医療衛生、海洋など新興分野の協力を開拓する。開放性を堅持し、保護主義に共に反対する。中国は引き続きフランス産農産物の輸入を拡大し、中国企業の対仏投資拡大を促したい。フランス側が引き続き無線通信機器案件のEUによる徹底的な解決を促すことを希望する。

(3)人的・文化交流を促進する。今年行う300件余りの国交樹立50周年記念行事を成功させる。留学生の相互派遣規模を拡大する。観光協力を強化し、2016年までにフランス人観光客の訪中人数と中国人観光客の訪仏人数の和を120万人にすることを目指す。ハイレベル人的・文化交流制度を構築し、中仏協力に3つ目の制度的支えを築く。

(4)国際・地域問題で協力を強化し、世界経済ガバナンス体制の改革を推進し、世界の平和、安定、繁栄を共同で促進する。中国は2015年の国連気候変動枠組条約締約国会議のフランスによる主催を支持する。

オランド大統領は「仏中は世界に対して同様の見解を持ち、共に広く認められた国際関係の準則の遵守を主張し、共に独立自主の外交政策を遂行している。仏中関係は世界の勢力均衡、世界の平和・安定維持に重要な役割を発揮している。現在、両国関係は良好な発展基調を呈している。両国関係の発展に関する習主席の提言に完全に賛同する。中国側とハイレベルの緊密な交流を維持し、政治対話を深化し、全方位的協力を強化し、国際・地域問題での意思疎通と調整を緊密化したい。フランスは少し前に昆明で起きた重大なテロ襲撃事件を強く非難する。中国側との対テロ協力を強化したい」と表明した。

両首脳はウクライナ、シリア、イランの核などの問題についても意見交換した。会談後には共同声明と中仏関係中長期計画を発表。経済貿易、原子力、航空宇宙、工業、自動車、エネルギー、金融、農業、持続可能な発展、科学技術、品質検査など様々な分野に関する二国間協力文書の調印に立ち会った。(編集NA)

「人民網日本語版」2014年3月28日

 

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