中国環境保護部(省)は26日、気象条件が悪化した23日以降、北京や天津、河北省、およびその周辺の一部の都市で、大気汚染が深刻化したと発表した。人民日報が報じた。
同地域の一部の都市では23日から大気汚染が悪化し始め、25日には大気の質が「重度汚染」になった都市が18都市に。26日にはさらに深刻化した。同日午前10時の時点で、同地域の39都市のうち、ぜんそくや気管支炎を引き起こす微小粒子状物質「PM2.5」の1時間当たりの平均濃度が1立方メートル当たり150マイクログラム(日本の基準値=日平均値1立方メートルあたり35マイクログラム以下)に上昇した都市が25都市に上った。
中国中央気象台は26日午後6時の時点で、警報としては2番目に強い、煙霧黄色警報を引き続き発令している。27日午後6時まで、同地域では煙霧が発生した状況が続き、深刻な地域の範囲も拡大すると予想されている。煙霧が解消するのは28日以降となりそうだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年3月27日
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